旧「日刊オニマガ」

自由にDIYでゆる〜く生きる方法を考える日記

コンテンツビジネスは言い値で成り立つか?を考えてみた

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こんな記事を読んだのでちょっと考えてみましたよ。

個人作家は注目、ポストAmazon・Apple時代の最有力候補「言い値で買っていいよ」電子書籍販売モデル
ここ数ヶ月、Apple社やAmazon社のタブレット合戦が電子書籍業界を賑わせているなか、米国の一部関係者の間で“ポスト Apple・Amazon時代”の最有力候補としてPay-what-you-want(言い値で買っていいよ)電子書籍販売モデルへの注目度が急上昇している。
(中略)
“言い値”販売モデルは、一般常識からすると赤字必至のビジネスモデルだと思われるが、実際には売り手が、ある一定の制限条件さえ設ければ、価格交渉権を放棄することで均衡価格の混合状態(もしくは確率的プリズム効果)を引き起こし、利益率が高くなるという報告も出始めている。

音楽だとbandcampというサイトでname your price(好きな値段でどうぞ)で販売できますよね。ワタクシの好きな海外のどインディバンドとかはもうずいぶん前からbandcampで直販してますけど、配信はもちろんのこと(しかも音源フォーマットが色々選べる/配信する方はWavでアップすれば勝手に変換してくれる!便利!)、物販もOKになったので、CDとかカセットとかTシャツとかも販売できます。

決済はPaypal。売れるとシステム利用料が数%引かれて入金されます。なのでPaypalアカウントさえあればとりあえず全世界に向けて販売できます。なんて素敵なの!

とまあbandcampの説明はいいとして、このサイトのすぐれてるところは、name your priceで販売できるところ。0ドル以上で好きな金額でどうぞ!って感じ。他には、定価1ドルかそれより多くでもいいよ!みたいな寄付を含んだやつも出来ます。

うちのレーベルのタイトルだと自分のバンドのnaivepop or petitfoolしか管理してないので事例は少ないです(というか全く偏ってる)けど、name your priceにすると0ドルでもOKなやつは、だいたい0ドルでダウンロードされます。だったらFree Downloadでいいじゃないかという。でも1ドル or moreで好きな金額にしてねって設定すると、だいたい1ドル以上を入れてくれます。これなんでだろ?

海外の人は寄付の文化が育ってるからって言うのももちろんあると思うけど、それよりやっぱりゼロ〜無限っていうのは自由すぎて決められない人が多いのかなー。何事もまったく自由にやっていいよって言うと身動きとれなくなるけど、ほんの少しだけ制限とかお題とか出してあげると、ぶわーって自由にすごいことやる人多いのと同じかな。

それかやっぱり0という価値が付いたモノはやっぱり0以上になるのは難しくて、少なくとも1でも価値があると言うのが分かってるモノなら、それ以上の2でも3でも人によって価値は増大しやすいと言うことでしょうか。この辺昔からとても興味があることなので色々実験してきたけど、なかなか難しい問題。

ということで、bandcampを使う時の値段設定は、

1)フリー&メールアドレス無し
2)name your price&メールアドレス無し
3)フリー&メールアドレス有り
4)name your price&メールアドレス有り
5)有料 or more

のパターンが考えられます。

プロモーションなら1から順にダウンロード数が多くなると思います。ちなみに2と3はbandcampで実験した訳じゃないけど、たぶんメールアドレスの登録というひと手間が増えるとダウンロード数は激減すると言う、別のところで経験してるやつに基づいて決めました。2と3の開きはむちゃくちゃあると思います。

販売とプロモーションはきっちり分けて考えた方がいいかもしれません。徹底的にフリーでやるなら1(ファンがすでにいる場合は2もあり)、戦略があるなら3&4もあり、販売ってことなら5と言う感じで、両極端のところがわりと効果が高い気がします。中途半端に、フリーだけどメアド集められるならそうしようかなーとか、誰かちょっとでもお金払ってくれたらラッキーだなーとか、何の戦略も無くセコいこと考えると効果は激減。つまりname your priceは戦略を持ってる人にはすごく使えるけど、そうでもない人にはそうでもない、ってことですかね。

もちろん人気のバンドだったらこの通りじゃないと思いますよ。いつものことですけど、ここに書いてるのはあくまでも名も無きどインディに限った話。

ちなみに有料にする場合の値段設定についてはbandcampのFAQにも「What pricing performs best?」という項目があるので読んでみるといいと思います。めちゃくちゃ参考になる話が書いてあります。

ということで、バンドやってる人はどんどこ活用したらいいんじゃないですかね。ただ、色んな人から話を聞く感じ、ただbandcampを始めても全く売れない!と。そりゃ当たり前でしょうって話ですけどね。店頭にただCD置いておいても売れないのと同じですからね。ただライブハウスに出演しても誰も見に来てくれませんからね。なんらかの施策をしないとダメですわね。

naivepopは海外向けのCD販売を今はbandcampとAmazon.comのみでやってます。前はMyspaceも使ってたけど、こっちに絞りました。これと公式サイトとFacebookとYouTubeとその他諸々のネットサービスを組み合わせると、思いのほか結構売れます。

naivepop or petitfoolのbandcamp
http://naivepop.bandcamp.com/


関連記事:新しい音楽を見つけるのにスーパー便利な世界の無料音楽サイト36!
関連記事:海外での音楽配信を劇的に増やす方法。のヒント。になるかも。



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